最近ではエイジングケアという言葉が普通になってきましたが、年齢と共に「お肌のくすみ」はなぜ起こるのでしょうか?
またその原因とは?
顔のくすみが気になりだした方は要チェックですよ!
顔のくすみを改善する方法もまとましたのでぜひ参考に試してみてください。
目次
顔のくすみの原因は?加齢も関係する?
「顔がくすむ」とはどんな状態?
まず、「肌がくすむ」とは色が黒っぽく見えて、見た目が地味になることを言います。
肌の色が悪いので、どんなに「バッチリ」メイクしたとしても、お顔のくすみのせいで、メイク効果は「激減」してしまうので、見た目で「体調が悪そうに見えて」どこも悪くないのに、体の調子を崩したように見えるのです。
要は見た目が「悪い」のひとこと状態になってしまうことです。
お顔が「くすんで見られる」と、「老け顔」や「疲れて見られる」ようになってしまいます。
ビジネスシーンや普段の生活の中では「第一印象」が大切です。
全体の印象が「お顔のくすみ」が原因で悪くなってしまうということは、あまり好ましい事ではありません。
顔がくすむ原因とは?
お顔がくすむ原因としては「医学的」にも、様々な要因が考えられます。
良く知られている原因の一つは「乾燥」です。
乾燥するとお肌の状態から水分が失われ「保湿力」が低下してカサカサの状態になってしまいます。
また
- 喫煙
- 病気
- 紫外線
- ストレス
- 加齢
などの理由からも、お肌本来の状態が変化して「肌そのもの性質」を変えてしまいます。
しかし、一番の要因は「血行不良」です。
血液の循環が悪くなることで、お肌の「栄養」や「重要な酸素」が低下・不足し、くすんだ状態に見えてしまうのです。
血行不良の状態は、お肌そのものが、「息苦しく、栄養が足りていない」状態で、その肌本来が持ち合わせている新陳代謝も滞ってきてしまいます。
では、順にくすみの原因を一つずつ説明していきます。
喫煙によるお肌のくすみ
喫煙・タバコの習慣がある人はなかなか「禁煙」を辞めるのは難しいことかもしれませんが、タバコを吸っていると血管細胞が収縮してくすみやすくなります。
タバコを吸うと、活性酸素が増え体を錆びさせてしまします。
活性酸素を消費するためにビタミンCが大量に消費されるのです。ビタミンCは肌のコラーゲンを作るのにも欠かせないものですが、ビタミンCが足りないので肌の状態が悪くなります。
また、タバコによる一酸化炭素やニコチンは酸素の巡りや血流も悪くしてしまうと言われています。
血行不良によるお肌のくすみ
血液の循環が悪くお肌の新陳代謝が低下してくると、にきびやシミもできやすくなります。
顔色が黄色っぽくくすんで見える場合には、内臓疾患を患っている可能性もあるので注意が必要です。
顔色が黄色っぽく見えることは「黄疸(おうだん)」といって 血中のビリルビンという色素が増加し、皮膚や粘膜が黄色に染まる状態で、「肝細胞や胆のう」などの器官に何らかの異常がある場合が考えられるので、特に気をつけなければなりません。
紫外線やストレスなどによるお肌のくすみ
様々な要因からストレス状態に陥り、日ごろの生活のなかで「気持ちに余裕がない」「疲れやすい」といった理由もお肌のくすみにつながります。
男性の方はあまり気になさらないと思いますが、ストレスなどで、女性の方は特に加齢を重ねてくると、日ごろのお肌の手入れ(スキンケア)ができなくなったりします。
それはストレスによるイライラや疲れなどで、ゆっくり「ご自分のお顔を鏡で見る」という気持ちの余裕がなくなってくるからです。
また季節の差はありますが「紫外線」もくすみの原因になります。
紫外線はお肌の乾燥を促進させるので、日が照り付ける中に「長時間」いたり、紫外線防止のクリームや予防の化粧品などを使わなかったりすると、お肌によくない「紫外線」を浴びることになり、その積み重ねが「お肌のくすみや黒ずみ」を増やす要因になってしまます。
加齢は顔のくすみに関係する?
加齢も顔のくすみに関係しています!
その理由を以下にまとめました。
①加齢は保湿力を低下させる
年齢を重ねるとお肌の「角質の保湿成分」(セラミドや天然保湿因子)などを減少させてしまいます。
人間が持つ本来の性質を少しずつ変えてしまうのが「加齢」です。
保湿が減少する→肌の保護機能(バリア機能)が壊れてしまう
→刺激などにもろくなったお肌に過剰のメラニンを放出してします。
→結果的に、不要な角質が蓄積されてしまい「お肌がくすみ」不健康な状態に見えてしまいます。
②加齢は血行不良を引き起こす
加齢とともに人間は悲しいかな、体の勢いも「血流の勢い」もなくなってきます。
血液が毛細血管の隅々にまでいきわたらなくなり、太りやすくなったりします。
また血行不良になることでお肌のくすみだけではなく、頭皮のトラブルも、抱え込んでしまいやすい状態に陥りやすくなってしまいます。
③加齢はお肌の新陳代謝を遅らせる
肌は本来、「ターンオーバー」といって28日周期でツヤツヤピンク色の肌に「生まれ変わっています」。
ところが、若いころはその周期が順調なのですが、加齢とともに角質層が上記①②の理由などから、どんどん蓄積されてしまい、表面の層が硬くなり、その周期に時間がかかってしまうのです。
顔のくすみはマッサージで改善できる?
マッサージをすると顔のくすみにどんな効果がある?
顔のマッサージをすると、お顔のくすみにどんな効果があるのでしょうか?
血行不良で肌の角質が、硬く厚くなってしまった場合、どんなに高価なコスメなどの商品を利用しても、肌の奥まで効果を十分に浸透させることはできません。
お肌の血行不良を改善させるためには「顔のコリ」をほぐし、リンパの流れを良くするマッサージをおススメします。
リンパの流れがスムーズに改善されると、お肌の血行が良くなり、肌本来がもつ保湿力やハリ・ツヤなどを徐々に回復させます。
エイジングサイン・エイジングケアとは?
よくTVやネットで「エイジングサイン・エイジングケア」という言葉を耳にしたり、見たりする機会もあると思います。
『エイジングサイン』とは40代近くになってくると、起こる肌や髪質の性質の変化の状況のことを表し、『エイジングケア』とは年齢に応じた身体にの「お手入れ」をすることを意味します。
このエイジングケアは年齢に応じて「お手入れ」する保湿クリームや洗顔・食品のことで近年では、高齢化社会が進み様々な商品やコンテンツが情報として溢れています。
顔のくすみをとるマッサージの方法
では、顔のくすみをとるマッサージ方法をいくつかご紹介します。
自宅で簡単にできますので、参考にさてください。
①目の周りのくすみを改善するマッサージ
マッサージをするのはご自分の指です。
ただし、ここで大事なのは「普段使いの乳液やクリーム」を効果的に使うということです。
目の周りは敏感で繊細です。
優しくマッサージを行う「ソフトタッチ」が基本になります。
用意するもの
普段使っている乳液やクリーム
マッサージ方法
- 目の周りにたっぷりの乳液やクリーム・保湿剤をつけて、人差し指を「かぎ型」に折り曲げ目の周りの眼輪筋をマッサージします。
*「眼輪筋(がんりんきん)」とは目の周りの筋肉のことです。 - 目の周りの、目頭から目の下を通り、優しく目尻の外側をなぞっていきます。
- 次に最後にこめかみを「少し痛い」と感じるくらいまで指を折り曲げた「かぎ型」の角で押します。
- 眉毛の骨の上に沿って眉頭から眉尻までなぞり最後にこめかみを「少し強めに」押す
一度乳液などをつけたら、これを5回ずつぐらい繰り返します。
②お顔全体のくすみを取るマッサージ
最初の準備は上記のマッサージと同じやり方です。
頬っぺたやあごの周りには目元よりは丈夫なので、多少の「力加減」でマッサージを行います。
用意するもの
普段使っている乳液やクリーム
マッサージ方法
- 鼻の横からリンパの集中ゾーンでもある「耳前部分」まで指を滑らせます。
ここで大事なのは「かぎ型」に折り曲げた指の側面を使って「マッサージ」することです。 - アゴの下も同様に耳前部分まで指を滑らせます。
このとき耳前部分を少し押すことも効果的です。 - 額もシワになりやすく乾燥しやすいので額の中心から耳前部分に向かって下に指を滑らせます。
この動作をワンセットにして3回ぐらい繰り返します。
くすみ取りマッサージの注意点
顔マッサージは顔のコリや筋肉をほぐし、リンパの流れを良くすることで血行不良をなくしくすみを改善する方法ですが、注意点もあります。
顔マッサージは力加減がとても大切です。
目の周りなどは筋肉が繊細なので「つい力を入れすぎていて」シミやしわの発生の原因になったりもします。
あまり強い刺激でマッサージを毎日続けると、肌の中にある「真皮層(しんぴそう)」がダメージを受けてしまいます。
この真皮層は顔のハリや弾力をコントロールしていてダメージを受けると「回復」に時間がかかり、それがシミやしわの原因になってしまうのです。
マッサージ以外に顔のくすみを改善する方法は?
食事療法
肌のくすみにはいろいろな要因がありますが食べ物で大切なものは
- コラーゲン
- タンパク質
- 鉄分
- ビタミンC
です。
コラーゲンは「新しいお肌の組織」を作る役割があります。
動物性タンパク質は身体に「必要な」必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
しかし植物性タンパク質には「必須アミノ酸」のバランスが悪いので、動物性・植物性をうまく組み合わせてバランスよく摂ります。
鉄分は血液中に酸素を運ぶ重要な、役割があります。
鉄分が含まれる食品は
・レバー(豚・鶏)・煮干し・干しエビ・貝類(アサリ)・大豆(きな粉)・きくらげ
などです。
ビタミンCは「コラーゲンの生成と維持」が仕事です。
ビタミンCが含まれる食品には
・ピーマン(赤ピーマン)・ゆず(果皮)・芽キャベツ・レモン・ゴーヤ・明太子・柿・焼きのり
などです。
アセロラジュースなどの「飲み物」にも多く含まれています。
スキンケア
食べ物のほかにくすみをなくすためには、やはり普段からのエイジングケアが大切です。
美肌に効果があるスキンケアに必要な成分は医学的に見るといろいろあります。
肌のくすみを改善する成分
- ハイドロキノン
- プランセンタエキス
- ビタミンC誘導体
ハイドロキノンはメラニンを抑制します。
美容皮膚科などで、外用薬として処方されています。
プラセンタエキスは「プラセンタ注射」などでよく耳にされることも多いと思いますが、メラニンを抑制し、肌の代謝を良くします。
ビタミンC誘導体では食事療法でもご説明したように、コラーゲンを作るために必要なビタミンCを「吸収しやすいカタチ」に変えた物質です。
適度な運動
定期的な運動も効果的なくすみを取るための方法です。
エレベータより階段を使うように心がけ、近くまでの買い物や・外出なら車を安易に使わず、歩いたり、自転車を使うことで軽運動の効果があります。
運動による身体の代謝を良くするだけでなく、お肌の新陳代謝も改善されます。
よって、適度な運動が顔のくすみを取るのにも良いのですね!
メイクでもくすみはカバーできる
メイクアップでも「肌のくすみ」を見えにくくすることが出来ます。
黒ずんだお肌を改善するために、化粧品などのカテゴリーではよく「コントロールカラー」が使われています。
個人差はありますがオレンジ系のコントロールカラーやピンク色様々な色合いが多くネット上には出回っています。
コントロールカラーを使用しお肌のくすみを改善その後、ファンデーションなどをうまく重ね付けして「お肌のくすみをメイクアップで解消」することもできます。
禁煙する
タバコを吸う(喫煙)に関しては」冒頭の「顔がくすむ要因」として触れましたが、喫煙はコラーゲンを生成・維持するビタミンCを破壊してしまいます。
禁煙するということは健康的であり、「お肌のくすみ」をなくすために「一番近い身近な方法」なのかもしれません。
まとめ
お肌のくすみの原因またその背景についてまとめてみました。
加齢と共におこる「身体機能の低下」は、エイジングサインとしてやはり、お肌に影響があるようです。
規則的な習慣や生活がいかに大切かということをなんだか、再認識させられました。
皆様それぞれ個人差はあるとは思いますが、情報だけに踊らされず基本自分に合うやり方をどうか見つけていってください。
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