人は誰もが歳をとり、老化していくのですが、早くからその老化を感じる方が多いのが「目」だと言われています。
若い方でも視力が悪い方が多くなっているようですが、50代、60代になると近くの文字でも読みづらくなったり、目がかすんだりと視力の悩みが出てくる方が多いようです。
眼下に通っている方もいるかもしれませんが、この目のかすみや視力の低下はどうにか自分で改善することはできないのでしょうか?
そんな方のために、今回は自宅でできる目のかすみを改善させるために有効だと言われている対策方法をご紹介したいと思います。
簡単にできることもありますので、ぜひ今日から生活に中に取り入れてみてください。
目次
50代・60代の目のかすみの原因は?
若い頃から視力が悪い方もいますが、歳をとると以前よりも見えづらくなってきた、という方が多いようです。
私の母も「近くの文字が読みづらい」と眉を寄せながら見ようとしている姿をよく見ます。
なぜ目のかすみや視力低下が起こるのでしょうか?
目のかすみは人によって症状が異なりますが、以下のような症状を感じる場合のことを言います。
- ぼやけて見える
- ピントが合うのに時間がかかる
- 膜がはったように見える
- くもって見える など
少し時間が経つとかすみが改善されるような場合は、ピント調節機能が一時的に低下しているので目がかすんだように見えてしまうと言われています。
数分経っても改善しない場合は白内障などの病気である可能性もあるので病院でしっかりと検査してもらう必要があります。
参考:えのき眼科
ピント調節機能が一時的に低下してしまう原因をいくつかご紹介します。
老眼疲労
近くのものが見えづらくなるのが「老眼」です。加齢によって水晶体が硬化し、毛様体筋が衰えることで見えづらくなるのです。
※「水晶体」は目のレンズ、「毛様体筋」は水晶体を調節してピントをあわせるための筋肉です。
出典:http://xn--pckhws0c8nsbe1568ez5iqly258i.com/eyecare/mouyoutaikin.php
見えにくいのに老眼鏡などを使用せずに無理して見たりしていると目が疲れて一時的に見えづらくなります。目の疲れが蓄積すると頭痛や肩こりなどにもつながってしまうので、注意が必要です。
ドライアイ
ドライアイも目のかすみの原因になります。
最近は50代以上の方もスマホやアイパッド、パソコンなどを長時間使用される方が多くなっているようです。
テレビを長時間見ることも、ドライアイの原因になります。
長時間が画面を見ていることでまばたきが減り、目の表面が乾燥してしまうので、涙の量も減ってしまうと言われています。
ひどくなると目が充血したり、痛くなったりすることもあります。
眼鏡やコンタクトが合っていない
もともと視力が良くなく、眼鏡やコンタクトを付けている方もいるかもしれませんが、歳をとると共に視力が落ちて今使っているものが合わなくなってしまっている可能性があります。
視力が合っていないのに、無理に使っているとそれに合わせようと目が疲れてしまい、目がかすむことがあると言われています。
しばらく眼科で視力検査をしていない方は、定期的に検査をして自分の視力に合ったものを使うと良いです。
目のかすみ対策!目を疲れさせない生活の注意点
一時的に目がかすむという方は目を疲れさせないような生活を心がけることで、目のかすみを改善できると言われています。
慢性的に目がかすんだり、しばらくしても目のかすみが取れない場合は眼科を受診しましょう。
スマホやパソコンの時間はほどほどに
テレビと違い、スマホやパソコンは目との距離が近く目を疲れやすくしてしまいます。
長時間ずっと画面を見続けることはやめて、パソコンやスマホを1時間ほど使用した後は15分ほど休憩することが目を疲れさせないためには必要だと言われています。
仕事ではなく、ネットサーフィンなどで長時間使用している場合などはほどほどにしておきましょう。
目薬を使用するのも効果的
目が乾燥したり、疲れを感じたら早めに目薬をさすのが良いと言われています。
どのような目薬が50代以上の方には良いのでしょうか?
加齢による眼疲労は目の栄養が足りていない状態に起こりやすいと言われています。
目薬を選ぶときには、目に栄養を与えて目のかすみが改善される効果が期待できるものを選ぶと良いでしょう。
タウリン・ビタミンE・ビタミンBなどが配合されているものが良いと言われています。
目の細胞に栄養を与えて、代謝を促してくれますよ。
目が乾きやすいドライアイの方は潤いを保持してくれるコンドロイチン・ヒアルロン酸ナトリウムなどが入っているものが良いですよ。
目の疲れを感じたらマッサージやストレッチを
自宅で簡単にできる目のかすみ改善対策方法
自宅で目のかすみを改善するためには「毛様体筋」や「水晶体」をストレッチしたり、目の周りの血液の循環を良くすると良いと言われています。
簡単に自宅でできる目のストレッチや血液循環のための方法をご紹介します。
目のストレッチ
視力のピント調節機能をしている「毛様体筋」をほぐすせるように目のストレッチをおこなうと、疲れ目や目のかすみに効果があると言われています。
簡単にすぐできる方法を紹介します。
目をギュッパ
目をギューッと閉じて、次にパッと大きく見開きます。目の周りの血流がよくなりますので、10回ほど続けておこなってみてください。
目をグルングルン
目を上・下・左・右・斜めと順番に動かします。それぞれ3秒ほど見たら正面を見てください。
目の周りをほぐしていることに意識しながらゆっくりおこなったり、ゆっくりと眼球を動かしてぐるぐる回すのも良いです。
血流をよくする方法
画像引用:https://matome.naver.jp/odai/2138845132621125601
目が疲れている場合には目の周りの血行が悪くなってしまっています。
温めて血行を促進することで疲れがとれて、目のかすみの改善が期待できます。
準備するもの
- ハンドタオル
やり方
熱めのお湯でしぼったタオルを目の上にあてます。
目の上だけでなく、目の周りも覆えるようにしましょう。
目の周りの血管が広がり疲れ目が改善されますよ。
目が充血している場合は、目を温めた後に冷たいタオルで冷やすと炎症が抑えられます。交互に数回行うと良いですね。
などをおこなうと良いと言われています。
疲れ目ツボマッサージ
目の周りにあるツボを刺激することで目の疲れが改善できる効果があります。
強く押しすぎないように気を付けて、気持ちが良い程度にツボを押しましょう。
こちらの画像を参考にしてやってみてください。
出典:https://www.sawai.co.jp/kenko-suishinka/illness/201001.html
- 親指を耳たぶの下にあて、人差し指を攅竹に置き、攅竹から下にかけて8回もむ。
- 人差し指を晴明に移し、上下に8回押す。
- 四白に人差し指を移し、8回押す。
- 太陽に人差し指を置き、8回もむ。
- 印堂に人差し指を置き、8回押す。
- 眉毛の内側から外側にかけて8回マッサージするようになでる。
- 両手の合谷を8回押さえる
参考:サワイ健康推進課
まとめ
目のかすみには、目の老化による疲れ目が原因なことも多いようです。
自宅でできることから始めてみてかすみ目対策をおこなってみてください。
慢性的に目がかすむ場合には、大きな病気が関わっていることもありますので、心配な場合は早めに眼科を受診されると安心だと思います。
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