お肌のくすみは、「不健康・疲れて見える・老けて見える」などの気づかないうちに、思ってもみないような状態を引き起こします。
人間が生きていく為には「食べること」が一番重要になってきます。
体内環境を健康的に「整える」ためにも必要なものです。
今回はお肌のくすみを防ぐために必要な「栄養素・食べ物」などについて、まとめてみました。
肌のくすみの原因は食べ物で体の中からケアをして防ぐ!
肌のくすみの原因は?
お顔がくすむ原因としては、食べ物の内容からも変化が起こりますが、その他にも様々な要因が考えられます。
一般的に知られている原因の一つは「乾燥」です。
乾燥するとお肌の状態から水分が失われ「保湿力」が低下してしまい、カサカサの乾燥したお肌の状態になってしまいます。
また
- 喫煙
- 病気
- 紫外線やストレス
- 加齢
などの理由から、お肌本来の状態が、変化して「肌そのもの性質」を変えてしまいます。
しかし、一番の要因は「血行不良」です。
血液の循環が悪くなることで、お肌の「栄養」や「重要な酸素」が低下・不足し、くすんだ不健康な状態に見えてしまうのです。
血行不良の状態は、お肌の保湿力が段々低下してしまい、「息苦しく、栄養が足りていない」状態で、その肌本来が持つ「お肌を新しくする」機能が滞ってきてしまいます。
お肌の新陳代謝が悪くなってくると、日常生活での心身の状態も、決して健康的なものではなく不健康な状態になってしまいます。
食べ物で肌のくすみは防げるの?
現在はエイジングケアといって、年齢に応じたお身体のお手入れをすることが話題になっています。
高価な、スキンケアを続けることで「お肌のくすみ」を改善することも大切ですが、実は『食べ物』が美肌作りには大きな影響を与えているのです。
中国漢方の理論的な考えの中に、「肌は内臓の鏡」という考え方があるように、内臓とお肌の状態の関係は、「まるで鏡のように」表裏一体だと言われています。
お肌のくすみを改善するためには、まず食生活を見直すことです。
食べ物は、人間にとって「生きる」ために必要なものであると同時に「薬」にもなるのです。
内臓(胃腸や肝臓・消化器系器官)を健康的に持続するためにも「体の内側から整える」ということが、お肌のくすみを防ぐためにとても「大切な意味」を持つのです。
胃や腸が健康的だとお肌のくすみは防げる?
胃や腸には人間に必要な「栄養素」を吸収する役割があります。
胃や腸で吸収された栄養素が身体中に運ばれて、身体や肌の細胞を造り出しています。
腸の状態が不調になり「便秘」の状態になると、排出されるはずだった毒素やガスなどが腸内に溜まってしまいます。
腸内に溜まった「この不健康な物質」は血中に再び吸収されてしまい、にきびや肌荒れを「引き起こす」原因となってしまうのです。
肝臓が健康的だとお肌のくすみは防げる?
肝臓の役割は、身体に取り入れた「食べ物」の解毒作用や、体内に存在する「余分なもの」の排出を管理し促すことです。
肝臓の状態が低下すると、身体の中に「解毒されずに残った毒素」などが体内からスムーズに排出されず、それが原因でお肌のシミやくすみの要因になりやすいのです。
お肌の細胞を健康的にするためには?
解毒作用とは、身体に食べ物から摂取した「食品添加物」などを解毒する作用のことです。
現在は手軽に食べれる「コンビニ弁当」や「レトルト食品」が豊富な時代ですが、肝臓に負担をかけないためにも、添加物を含む食品はなるべく控えたほうが、お肌のくすみや健康状態を改善し安定させるのです。
人間身体は「細胞」で作られています。
細胞は「代謝」が行われることで、新しいものに生まれ変わるというサイクルを持っています。
身体の新陳代謝が滞ってくると、その「生まれ変わりのサイクル」が崩れ不安定になり、お肌の細胞の状態も不健康になってくるのです。
肌のくすみ対策におすすめの栄養や食べ物は?
では、お肌のくすみ対策として有効だとされるおすすめの食べ物や栄養についてまとめました。
- 抗酸化作用のある食べ物
- ビタミンC
- たんぱく質
- 鉄分
- リコピン
- アスタキサンチン
それぞれ順に説明していきます。
抗酸化作用のある食べ物
加齢などによる「老化」は身体が酸化して細胞や内臓などの器官がさび付いてしまうことです。
その原因は、人間の全身から発生する活性酸素からくる「酸化」にあります。
この活性酸素の発生を「抑止する」作用のことを、「抗酸化作用」といいます。
抗酸化作用の高い食べ物を食べることで体の酸化が抑えられ、肌の細胞も元気になり美肌へとつながります。
抗酸化作用の高い食べ物にはいくつかの種類があります。
バナナ・緑黄色野菜(かぼちゃ、にんじん、ピーマンなど)
キャベツ・香味野菜(ニンニク、セロリ、しょうが、ねぎなど)
アーモンド・アボカド・緑茶・そば・ベリー類(苺、ブルーベリーなど)
ビタミン
ビタミンの中でも、お肌のくすみ対策に効果的なのは
- ビタミンC
- ビタミンB2
です!
ビタミンC
ビタミンCは、皮膚の回復を助けてくれます。
お肌のくすみの原因となるメラニン色素が増えるのを抑制してくれる効果があり、美肌に必要不可欠と言われるコラーゲンを作り出し、お肌にツヤとハリを与えてくれます。
ビタミンCは熱に弱いです。生で食べるのが持つとも効果的ですのでスムージーなどに応用してたくさん食べると良いです。
赤ピーマン・黄ピーマン・パセリ・ゴーヤ・モロヘイヤ・ゆず・レモン・柿・いちご・キウイ など
ビタミンB2
ビタミンB2は、血行促進に重要な役割を持っていて、お肌のくすみの原因ともなる「血行不良」を改善してくれます。
くすみのない健康な肌を保つためには、様々な応用で、ビタミンを多くとることがとても必要になってきます。
レバー・うなぎ・鯖のひらき・卵・海苔・ひじき・納豆・アーモンド・干ししいたけ・とうがらし など
たんぱく質
タンパク質はお肌の細胞を作るためにも必要な栄養成分です。皮膚を形成するために必要なたんぱく質をたくさん摂りましょう。
タンパク質が不足すると、お肌の皮膚がカサカサになってしまいます。
お肌の健康を守るためにタンパク質は大切なのです。
納豆・乳製品・肉魚類 など。
鉄分
鉄分不足はお肌のくすみや「黒ずみ」につながってしまいます。
鉄分は血液中の「赤血球」を作る役割を持っていて、エネルギーの代謝も高めてくれます。
女性は「月経」などで血液の量が、不安定になります。貧血などの症状も現れてきて顔色も悪くなります。
鉄分を多くとることで、血液の製造が安定して「貧血や月経」などから起こる「ホルモンのバランスの崩れ」やそれらの要因から抱える心理的なストレスも抑止できます。
心理的なストレスは身体の免疫状態を低下させお肌の状態さえも悪化させます。
レバー・卵・香味野菜のパセリ・プルーン など
リコピン
リコピンの美白効果はビタミンEの100倍ともいわれていて、お肌に大切な役割を持つコラーゲンを守る働きも持っています。
お肌のくすみン原因ともなる「メラニンの生成」を抑制し、お肌のリコピン濃度が高い人のお肌は、しわが少なくお肌のきめが細かいとも言われています。
リコピンはトマトに多く含まれています。
アスタキサンチン
アスタキサンチンは、とても強い抗酸化作用をもっていて、アンチエイジングに効果的と言われている栄養素です。
天然色素の一種であり赤い色をしています。
甲殻類の殻やそれらを餌とするマダイの体表やまたサケ科魚類の赤色部分など、イクラやスジコなどの魚卵などにのも含まれています。
アスタキサンチンは、身体をさび付かせてしまう活性酸素を抑える働きがあり、くすみを防ぐ働きがあります。
他にも、
- 眼精疲労の回復
- 体力維持
- 脂肪燃焼
- 動脈硬化の予防
- アレルギー症状の緩和
などの効用があります。
キンメダイ・桜エビ・オキアミ・銀鮭 など
肌のくすみを悪化させる食べ物や生活習慣に注意!
肌のくすみにつながる食べ物は?
肌のくすみに効果的な食べ物がある一方、くすみを悪化させてしまう恐れのある食べ物もあります。
カフェイン
色素沈着やシミを悪化させてしまいます。
- コーヒー
- 紅茶
- ウーロン茶
- 緑茶
- ココア
- コーラ
- 栄養ドリンク
などに飲みすぎに注意しましょう。
全く飲まない・絶つのではなく、量をセーブするとよいですね。
アルコール
アルコール分解時に発生する「活性酸素」が発生し、メラニン色素を増加させてしまいます。
コラーゲンを分解してシワやたるみ招いてしまうので、適度に飲む程度にしておきましょう。
お酒のなかでも、ワインや日本酒なら大丈夫だとされています。
糖分・糖質
お肌がくすみの中で、「茶色っぽく見える」「黄ばんで見える」といった状態は、「黄ぐすみ」とも言われています。
これは皮膚の糖化によって引き起こされます。
「糖化」とはタンパク質と糖分が結び付き、体内の発熱によって発生する「コゲ付き」によって、肌の皮膚が茶色っぽくまた、黄ばんでくることです。
糖質はエネルギーにもなりますが、摂りすぎると血糖値が急に上がります。
血糖値が急に上がると「糖尿病」になったり、インスリンホルモンの生成を促進させしまい、お肌の色素の異常につながってしまいます。
肌のくすみを悪化させる生活習慣
お肌のくすみの原因として「喫煙」をご紹介しましたが、「過度の飲酒」もお肌のくすみを悪化させる生活習慣の中に含まれています。
また食べ物は人間が生きるための「楽しみ」でもあります。
しかし中には、忙しいとかせっかちな性格で、「早食い」の人たちもいると思いますが、「早食い」の皆さんは注意が必要です。
早食いは血糖値を急上昇させます。
食事は基本20分以上かけてゆっくり食べるのが理想です。
そのためには、1口30回以上噛むことや、1口ごとに箸を置くなどの「動作」のチャレンジしてみてください。
いきなりでは大変だと思いますので、少しずつ実践を重ね自然と食事に時間がかかるようになることが大切です。
食べる時は、野菜や汁物から食べて、炭水化物は最後にしましょう。
この順番を守るだけでも血糖値の急上昇は考えていたよりも抑えることが出来ます。
空腹時に糖質を摂ると血糖値が上がりやすいため、「お腹がすいた」からといって、「早食い・ドカ食い」の習慣はなるべく避けましょう。
まとめ
お肌のくすみを改善する食べ物についてまとめてみました。
意外と身近にお肌のくすみ・身体の新陳代謝を促進する食べ物が「存在」します!
日常生活の中で、ご紹介した「お肌に良い食べ物」に、是非チャレンジしてみてください。
身体の細胞を「慈しむ」ということは、心身を健康にするだけではなく、肌の健康状態やくすみ・つや・たるみ・しわなども「健康でより良いもの」にしてくれることなのです。
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