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シニアでペットを飼うメリット・デメリットは?

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定年で仕事をしなくなった方や子どもが成長して家から出ていってしまったなどの理由から「ペット」を飼うシニアの方がふえていっているそうです。

ペットを飼うと、「ペットは家族」というように家族の一員として第二の人生のパートナーになることが多いそうですが、シニアの方がペットを飼うことにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

シニアの方がペットを飼う時には注意しなければならないこともありますよ!




シニアでペットを飼うということ

シニアの方でペットを飼う方が増えているといいます。
どうしてシニアの方でペットを飼う方が多くなっているのでしょうか?

仕事をせずに年金だけで暮らしているという方もいらっしゃるかもしれませんが、定年後に仕事をしないと人と関わる機会が少なくなり家で過ごすことも多くなります。

シニアの方がペットを飼い始めるきっかけは、以下のような理由が多いそうです。

・散歩をして運動不足を解消するため
・生活に潤いや安らぎを得るため
・家庭が和やかになる
・防犯や留守番に役立つ
・ペットといると楽しそう

子どもが家から出ていってしまっている家庭では、夫婦2人、または1人だという方もいらっしゃるでしょう。

寂しい静かな老後の生活よりも、動物がいることで生活にハリが出て様々な良い影響を与えてくれそうだという理由で買い始める方が多いのだと思います。

 

その一方で、ペットを飼いたいけど飼えないと方も多いようです。
阻害要因になっているのは、

・最後まで世話をする自信がない
・別れがつらい

という理由があげられています。



シニアでペットを飼うメリットは?

この記事を読まれている方の中には、これからペットを飼おうかどうか迷っている方もいらっしゃると思います。
ペットを飼いたいけれど、何か心配なこともあるからすぐに飼えないのでしょう。

まずは、シニアでペットを飼うということのメリット・デメリットを知っておくと良いと思います。

 

シニアでペットを飼うメリット

・生活に刺激がもたらされる
・癒やしの効果でストレスが減り、精神的に落ち着く
・防犯、留守対策
・散歩で運動不足が解消される

 

生活に刺激がもたらされる

自分一人、または夫婦二人での生活はいつも同じことの繰り返しで、仕事をしていなければ特にやることもなくダラダラと生活をしてしまうという方もいるようです。

そんな時に、ペットがいることでペットを育てるという使命ができ、お世話をしたり散歩にいったりと生活にハリがでて、様々な刺激がもたらされます。

ペットがいることで「記憶」「運動」「会話」があるので認知症対策にも良いと言われています。

記憶:いつご飯やおやつをやったかなどを考えることができる
運動:散歩に一緒に行くことで歩く機会ができる
会話:動物は話ができなくても人間が話したことを感じ取っている

自分の生活がより良くなるためにペットとの関わりが良いのですね。

 

癒やしの効果でストレスが減り、精神的に落ち着く

「アニマルセラピー」という言葉があるように、動物と触れ合うと自然と笑顔になったり、不思議と元気がわいてきたりするといいます。このように動物には人間の心を癒す力があるのです!

日本アニマルセラピー協会によると、ペットを飼うことで病院に行く回数が減ったり、病気にならなかったりする効果が得られるという調査結果も出ているそうです。

家庭でペットを飼う事も、アニマルセラピーの一種です。事実、ペットを飼っている人は飼っていない人より、年間20%前後病院に行く回数が減ったと言うデータがあります。ドイツでは7500億円、オーストラリアでは3000億円もの医療費が、ペットの影響によって削減されています。

心臓疾患の患者さんに対する調査では、ペットを飼っている人は1年後に53人中3人死亡、飼っていない人は1年後に39人中11人死亡と言う、死亡率に大きな差が生じています。一方、施設で長期に渡り生活をされている高齢者や障がいをお持ちの方は、犬などと触れ合う事により会話や笑顔が増え、表情の変化などの改善も見られるなど、ペットによる効果が高く評価されているのです。

引用:日本アニマルセラピー協会

 

防犯、留守対策

家に一人でいるということは、不審者が入ってこないか、留守中に空き巣に入られないかなど不安に思うこともあるかもしれません。

シニアの方がペットを飼い始めるきっかけとして「防犯・留対策」として飼う方は少なくありません。

防犯たいさくとしてペットを飼うならやはり「犬」が良いでしょう。
小さな猫や鳥などは空き巣は全く怖がりません。

空き巣は音を嫌がりますので、誰か知らない人が家に入って来たときに吠えるだけでも防犯対策になりますよ。

防犯対策におすすめの犬の犬種は、
・自分で状況によって吠えることが出来る
・周囲の気配に敏感
このような犬が良いでしょう。

具体的には、ミニチュアピンシャー、柴犬、ドーベルマンがおすすめです。

 

散歩で運動不足が解消される

年齢を重ねるごとに筋力や体力は衰えてくるものです。

意識的に運動を取り入れられる方は良いのですが、昔から運動をする習慣がない方にとっては、今から運動を取り入れるというのは大変なものです。

シニアの方におすすめな運動はウォーキングですので、犬などのペットがいることで散歩にいくので運動をする機会を自然と作ることができますよ。

1日に朝と夕方など1~2回ほど歩くだけでも良い運動になると思いますよ。



シニアでペットを飼うデメリットは?

シニアの方がペットを飼うということはメリットが多いのですが、デメリットもあります。
ペットを飼いたい方はこのデメリットを解決すれば飼うことができると思いますよ。

シニアがペットを飼うデメリット

・ペットを最後までお世話ができない恐れがある
・お世話をする体力がなくなる

 

ペットを最後までお世話ができない恐れがある

シニアの方は年齢が高くなるほど心配になることは、ペットよりも自分が先に死んでしまって最後までお世話ができなくなってしまう恐れがあるということ。

まだまだ自分は元気だと思っていても、急に病気やケガで入院することになる可能性も0ではありません。

そういった場合に、自分の子どもや孫などが代わりにペットの面倒を見てくれるという方は何の心配もいらないと思います。
しかし、身の周りにそういった方がいない場合はとても心配になると思います。

最近では、「ペット保険」というものもあり、自分が面倒を見られなくなった後の飼育費を信託銀行などに管理してもらう仕組みです。ペットの寿命を見積もって預託金を払っておくというものです。
手数料を含めた金額は決して安くはないですが、信頼してペットを託せる人がまわりに居ない場合、選択肢として考えられる手段です。

 

最後までお世話ができず、預かり先も見つからない動物は殺処分されることもあるそうです。
そのような悲しいことにならないように、飼う前からしっかりと考えておく必要がありますね。

お世話をする体力がなくなる

シニアになりペットを飼い始めたのは良いけれど、歳を重ねるごとに体力や筋力の衰えを感じる方もいらっしゃいます。

はじめは元気でペットのお世話も難なくできていた方も、ペットの種類によってはお世話が大変になってきたり、体力が必要になってくることもあります。

お世話が大変な動物や、体力があり運動量が多い動物もシニアには向かないでしょう。

自分の生活を想像して、ゆったりとした生活を送りたいなら小動物や性格がおっとりしている犬種や猫を飼うのが良いですよ。

 

また、寿命が長すぎるものも避けた方が良いでしょう。
鳥なども意外と長く生きるものもいますので、飼う前にペットショップなどで確認しておくと安心ですね。

 

まとめ

いかがでしたか?

ペットを飼うということは『一つに命に責任を持つ』ということです。
自分の生活が豊かになったり、認知症に役立つなど良いことも多くありますが、ペットのことを最後までお世話できるようにしっかり考えて飼うようにしていただきたいと思います。

 

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