認知症という病気はまだ原因がはっきりと分かっておらず、認知症になってしまってからは進行を遅くすることはできても治療法がないのが現状です。
そのため認知症は予防することがとても大切です!
運動や食事、生活習慣などで認知症は予防できるとされていますが、予防法の中でも手軽にできる脳トレやゲームなどが注目されています。
楽しみながら認知症予防ができるということで生活に取り入れている方も増えていっていますので、こちらでは脳トレやゲームなどの認知症予防についてまとめました。
認知症予防には手軽にできる脳トレ・ゲームがおすすめ!
どうして認知症になるの?原因は?
「認知症」とは、さまざまな原因で脳の細胞が死ぬ、または働きが悪くなることによって、記憶力や判断力が低下し、意識障害はないものの社会生活や対人関係に支障が出ている状態(およそ6か月以上継続)を指します。
自分の意志とは関係なく認知症が進んでしまっているので、気づいた時には認知症だったということも少なくありません。
判断力が低下し、日常行っていた簡単な作業でもできなくなる、物忘れをする、、新しい場所が覚えられないなど人によって症状は様々ですが、ただの「老化によるもの忘れ」とは違います。
「もの忘れ」と違うところは、体験したことをまるごと忘れてしまう、忘れた自覚がない、症状がだんだん進行していくというところです。
認知症の原因はハッキリとは分かっていませんが、「脳の老化」が原因であることが多いです。
ただの「もの忘れ」も脳の生理的な老化が原因ですが、認知症の場合は脳の老化+神経細胞の変性や脱落が起こっています。
ですから、脳に刺激のある毎日を過ごすことで、脳の老化が緩やかになり認知症の予防につながると言われています。
何も考えずにぼーっと過ごす日々が続くと、脳が委縮して若くして認知症になる場合もありますよ。
脳トレ・ゲームが認知症予防に効果がある理由
脳の老化を遅くするには、脳に様々な刺激を与えることが重要とされています。
認知症の主な予防方法は以下のものです。
- 生活習慣(ストレスのない生活)
- 食事
- 運動
- 頭の体操
脳トレやゲームなどを行うと、脳に刺激が与えられ、脳を使うことで認知症が予防できるということになります。
脳トレやゲームなどは脳をつかうだけでなく、指や体も同時に使うことが出来るのでより脳に刺激を与えてくれます。
認知症予防には、2つの課題を同時に行うとより効果があると言われています。
頭の体操を行うと、脳がしっかり働きたくさんの血液が脳に流れ、酸素と糖が運ばれます。
たくさんの血液が流れる事で、脳の機能の低下を防ぎ、若々しさを保っていられます。
反対に、脳を働かせていなければ、血流も悪くなり、脳の栄養である酸素や糖が運ばれず、認知機能も低下してしまうという事になります。
認知症予防におすすめの脳トレ・ゲームは?
認知症予防に効果がある脳トレやゲームは?
認知症予防に脳トレやゲームが人気があるのは、自分の開いた時間で気軽に取り入れることができるから、しんどさはなく楽しいから、ということが理由にあります。
脳トレ・ゲームといっても、どのようなものが認知症予防に効果がありおすすめなのか、いくつかご紹介していきます。
パズル
トロント大学で行われた研究で、認知症予防にはパズルが効果あると分かったようです。
パズルはどのようなものでもよいですが、簡単過ぎず自分の年齢や難しさが合っているものから始めてみて下さい。
1回やっただけで終わりではなく、続けて行うことで予防の効果が期待できるので、再度行ってみたり、違うパズルをやってみたりしてください。
数独(ナンバープレース)や立体パズルなど、どんなものでも認知症の予防になるといわれています。
計算をする
計算は、認知機能を低下させない為にとても大切なこと、。
年齢に合わせ高齢の方なら簡単な足し算引き算を、制限時間を設けず行い、若い方なら少し高度な計算問題を、制限時間を決めて行うと良いでしょう。
買い物の時にお釣りの計算をして小銭を自分で出すようにするのも一つの脳トレになりますよ。
こちらで簡単な計算ゲームが無料で行えますよ↓
ボードゲーム(麻雀・囲碁・将棋・オセロ)
ボードゲームには、高度な認知機能が必要になります。
相手の考えを読み、ルールに沿ってゲームを行うと脳が刺激されます。
ボードゲームの良いところは、他の方と交流をとりながら行えるというところ。
最近では、スマホのゲームで行えるものもありますが、人との関わりも大切ですよ。
その他にも、テレビゲームなども認知症予防に効果があることが分かっています。
テレビ画面を見ながらコントローラーで操作するということは脳を使うことになります。
こちらにその詳細が載っています(外部サイトに飛びます)
認知症予防におすすめの脳トレ・ゲームのスマホアプリは?
手軽に行える脳トレ・ゲームですが、最近ではスマホのアプリを使って認知症予防ができるものもあります。
いつでもどこでも、スマホがあればいつでも認知症予防ができるということもあり、人気が高いです。
おすすめの認知症予防のアプリをいくつかご紹介します!
是非、パソコン、スマホなどで検索しておこなってみて下さい。
「Lumosity」
7000万にも会員がいる脳トレゲームで、簡単にPC、タブレット、スマホで使用することができます。
脳トレの目安は1日15~20分程度、週3~5回ほどで良いとされています。
本物の脳神経科学者が作ったゲームなので、これだけでもちょっと脳が活性化された気がするようです。
「みんなの脳トレ~脳年齢がわかる脳トレ」
毎日気軽のできるので、ボケ防止にしている方が多数!
いろんなゲームができて刺激になります。
ゲームをした後に自分の脳年齢が表示されるので、やる気アップにつながるそうです。
認知症予防で脳トレやゲームをする時の注意点は?
認知症予防に脳トレやゲームが効果的だということが分かったと思います。
認知症予防の運動や食事は続けることが難しいと感じる人もいますが、「ゲームは楽しいから毎日でもできる!」と思う方もいるのではないでしょうか?
脳トレやゲームは毎日行ってもよいですが、いくつか注意した方が良いこともあります。
人との交流を持つようにする
脳トレやゲームは一人で手軽にできるものが多く、ハマってしまうと家の外にでなくなってしまったり、人との交流の機会が減ってしまうという恐れがあります。
ボードゲームなどは地域の交流の場などで行うことができる場合がありますので、そういったところを利用してできるだけ人と関わるようにしてください。
他人と話をするというのは脳の良い刺激になります。相手に気を遣い、相手の話を聞き、それに対して的確な答えを返すなど、上手く他人とコミュニケーションを取る事が、認知症予防につながります。
運動も適度に行う
脳トレやゲームは体を動かさなくても行えます。
認知症予防になるからと身体を全く動かさないでいると、体力・筋力共に落ちてしまい体が老化してしまいますよ。
地域のスポーツクラブなどに参加すると、他の方と一緒に運動して体を動かすことができるので、楽しみながら足腰をきたえることが出来ますよ。
有酸素運動は、骨も強くしてくれることが分かっているので骨粗しょう症の予防などにも適度な運動は大切です。
同じものばかりしないようにする
脳トレ・ゲームで認知症予防になるとはいえ、同じものばかり行うと次はどうすれば良いのか予想して行うようになります。
認知機能を改善させるためには、どんどん新しいものに触れ、脳を刺激することが大切になります。
同じものを続けて行うのではなく、新しいものを取り入れて好奇心が持てるようにしていきましょう。
まとめ
普段からぼーっと過ごしていると、知らないうちに脳の力が衰えていき認知症につながります。
認知症を防ぐためには、脳を活発に使うことが大切です!
パズルやクイズなど楽しくできる脳トレ・ゲームはたくさんありますので、どんどん新しいものを取り入れて楽しみながら認知症予防を行ってくださいね!
関連記事
認知症予防のための栄養や食材は?自分で作れる食事のレシピまとめました!
シニアの健康づくりのためのウォーキング!効果や距離・時間の目安は?